金総書記と会談、韓米FTA再交渉…どう動く韓半島(2)
だがオバマ政権の発足によって急速な関係改善が自ずとやってくるとは考えにくいというのが大方の見方だ。民主党が方法論でやや柔軟ではあるものの、核不拡散や北朝鮮の人権問題では共和党に次ぐ、もしくはそれ以上の厳しい基準を持っているからだ。
北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の当面の懸案、北朝鮮の核施設への検証についても同じだ。オバマ氏が選挙末期に入り「(金正日国防委員長に)会う前に条件が充足されるべきだ」と強調したのは、北朝鮮の非核化への決断を念頭に置いたものとみられる。