チェ某被告（３７）は妻と子がいる事実を隠し、２００６年１０月からパク某さん（３４）と結婚を前提につきあい始めた。

昨年１０月にはパクさんにプロポーズまでし、一緒に旅行に行った。パクさんはチェ被告のプロポーズを信じ３年６カ月間通った職場も退職し、結婚式の日取りまで決めていた。

パクさんは両家での対面や結婚式、新婚旅行などの準備もひとつずつおこない、　新婚に夢を膨らませていた。

そうした中、パクさんはチェ被告が所帯持ちであることを知り、頭に来て６月裁判所にチェ被告を相手取って損害賠償請求訴訟を起こした。

この訴訟で釜山地方裁判所第９民事部（裁判長チャン・ソンウク部長判事）は「チェ被告は１億５０００万ウォン（約１１４７憶円）を支払え」と原告勝訴判決を言い渡したと６日、明らかにした。裁判所は「チェ被告はパクさんを欺いて結婚を前提に付き合うなどの不法行為を犯したため、これに対する損害を賠償する責任がある」と述べた。

裁判所は▽台所用品、両家での対面時に来た衣服、礼服、布団、スタジオ契約金など結婚準備に関する金２８０万ウォン▽結婚後、使うことにしていた自動車の購入費３３０万ウォン▽退職したため失ったパクさんの所得１億２３００万ウォン▽慰謝料２０００万ウォン－－を損害賠賞金として定めた。