有毒物質のメラミン入り粉ミルク問題の波紋により、各国が次々と中国産乳製品輸入の禁止措置を取っている。
ロイターとAP通信によると、日本の厚生労働省は20日、伊利社(中国)が販売するメラミン入りの5つの乳製品に対してリコール措置を取ったのに続き、中国産の食品に対して安全調査を強化するよう措置を出した。大阪の丸大食品は21日、クリームバターをはじめ、中国産の菓子や総菜類(5品目)にメラミンが含まれている疑いが提起され、自主回収することを明らかにした。マレーシア、シンガポール、ミャンマーもこの日、中国産の乳児用粉ミルク製品に対する輸入禁止措置を取った。ヨーロッパ連合(EU)は中国産乳製品の輸入禁止に踏み切る前段階で、中国政府にメラミン入りの乳製品に関連する資料の提出を要求している。