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‘脱北女スパイ’元正花の人生(1)

2008.08.28 14:08
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北朝鮮国家安全保衛部の工作員であることが確認された元正花(ウォン・ジョンファ、34)のスパイ行為は、第1次世界大戦当時にフランスの将校を懐柔したドイツのスパイ、マタ・ハリの活動と似ている。 元正花は韓国への入国、定着、軍事機密収集など重要な場面で愛情関係を媒介に男性を利用した。 元正花は160センチにもならない小さな身長で、やや太り気味だったという。 合同捜査本部の関係者は「やや太り気味だが、典型的な北朝鮮の美人型の顔」と話した。

◇15歳から南派訓練=合同捜査本部によると、元正花は15歳だった1989年から特殊部隊で南派工作訓練を受けたが、訓練中に負傷し、92年に除隊した。 その後、デパートで商品を盗み、教化所(教導所)に収監された。 その後も亜鉛5トンを盗んで摘発され、6年間、隠れて過ごした。 当時、北朝鮮では亜鉛1キロを盗んでも銃殺刑に処されたが、親戚の助けで亜鉛窃盗事件はうやむやにされた。

 
その過程で元正花は北朝鮮保衛部に工作員として抜てきされた。 捜査本部は「保衛部が元正花の大胆さと臨機応変な能力、性の開放性を高く評価し、工作員として抱き込んだ」と分析した。

元正花は金永南(キム・ヨンナム)北朝鮮最高人民会議常任委員長と遠い姻戚関係だ。 元正花の母が再婚した男Kの姉の娘が、金委員長の息子の妻。 平壌(ピョンヤン)美術大学を卒業した養父Kは2年前に韓国に潜入、スパイ活動を続けてきたが、今回逮捕され、公安当局の調査を受けている。

スパイ活動は98年に中国で始めた。 中国・延吉で脱北者を捜し出し、中国公安を通じて強制北送する任務を遂行した。 元正花が北朝鮮に送った人の中には、99年に行方不明になった韓国人事業家Yが含まれている可能性が高いという。


‘脱北女スパイ’元正花の人生(2)

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