【社説】対北朝鮮特使より「対米特使」が急がれる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.02.13 10:39
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は大統領選候補時代である2016年、中央日報対談で「大統領になれば米国と北朝鮮の中でどこを先に訪問するのか」という質問に「躊躇せず話す」としながら北朝鮮を挙げた。このような文大統領が金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮労働党委員長の平壌(ピョンヤン)行き招請状を受けても慎重な態度を見せた。招請状を提案した金与正(キム・ヨジョン)党中央委第1副部長に「条件を整えて実現させよう」にとどめた。
文大統領は先月10日、新年記者会見で「南北関係の改善と北核問題に必要であれば首脳会談をはじめとしていかなる出会いも開いておいている」と話した。その一方で「会談のための会談が目標になることはできない」「条件が整えられる必要がある」「ある程度の成果が担保されなければならない」という3つの条件を提示した。今回の平壌行き招請に対する文大統領の回答は3つの条件のうち2番目の条件と表現や流れが同じ慎重なものだった。