<ソウル地下鉄追突>「制御装置交換」、4年前の勧告を黙殺(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.09 11:26
国土交通部傘下の航空・鉄道事故調査委員会が2010年、ソウルメトロに、旧型の「自動列車停止システム(ATS)」車両を、新型の「自動運転システム(ATO)」車両に早急に改善するよう勧告していた事実が確認された。2010年1月、地下鉄2号線新道林(シンドリム)駅の脱線事故に対する調査報告書からだ。今月2日に上往十里(サンワンシムリ)駅の列車追突事故で誤作動したATS信号体系に対する改善勧告がすでに4年前に出されていたが、まともに改善されていなかったということだ。
中央日報が8日入手した「2010年1月の地下鉄2号線新道林駅の脱線事故調査報告書」によれば、委員会はATO導入と共に旧型のATS信号装置の位置調整などをソウルメトロに要求した。事故調査委の関係者は「ATO設備を導入する場合、信号未確認などの人的誤りによる事故を防ぐため、このような問題を指摘した」と説明した。