「韓国のランドマーク」ロッテワールドタワー着工5年2カ月で上棟式(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.23 15:04
ロッテワールドタワーはロッテが30年近く推進してきた宿願の事業だ。スタートは1987年、ロッテがソウル市から敷地を買収した。何度も峠も乗り越えた。企業の非業務用土地を売却させる政府の措置で強制売却の危機も経験した。ソウル空港の航空機離着陸に支障をきたすとして反対意見も多かった。建設が始まった後には石村(ソクチョン)湖水の水位低下、工事現場の作業員死亡事故など、さまざまな事故が足かせとなった。
しかし辛会長は危機を迎えるたびにグループの力を総動員して工事を継続した。「ロッテワールドタワーが韓国を代表するランドマークになる」という信念だった。昨年夏に兄弟間の経営権紛争が生じた時、日本から帰国して真っ先に訪れたところもロッテワールドタワーだった。辛会長は「外国人観光客が年間200万人以上訪問し、2万人以上を常時雇用し、内需経済活性化にも役立つだろう」と強調した。