<ES細胞論文ねつ造の波紋>検察「DNA鑑定結果が出次第捜査に着手」
検察は23日、ソウル大・黄禹錫(ファン・ウソック、53)教授の論文ねつ造やヒト胚(はい)性幹細胞(ES細胞)の入れ替えをめぐる疑惑に関連、ソウル大調査委員会が主導するDNA鑑定の結果が出次第、捜査に乗り出す計画だと伝えた。ソウル大調査委がこの日、中間調査の結果を通じて「22日、3の専門機関に依頼したDNA鑑定の結果が数日内に出る」とした点から、検察捜査は来年初めに本格化する見込み。
検察は、黄教授が前日に「キム・ソンジョン(34)研究員らがミズメディ病院の受精卵のES細胞をソウル大に持ってきて、それをまるで患者の体細胞から作製されたES細胞であるかのように培養した」とし捜査を依頼した事件など、ES細胞をめぐる議論に関連した5件の告訴・告発事件をソウル中央地検刑事第2部に配当した。