【時論】人格教育、疎通能力を育てることが核心だ=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.03 15:57
自治活動、裁量活動、創意的体験活動などが自由学期制とともに性格育成を目標にしてすでに施行され、ある程度の成果を見ている状況だ。ところで別途の性格育成範疇が教育過程に導入されれば、不必要な混乱を起こしかねない。適者生存の反性格的な枠組みで運営される従来の教科をそのままにして置いたまま、性格のための別途範疇を導入するのは展示行政という批判を免れ難い。法案は従来の教育過程を性格育成の観点で評価・強化・整備する方向で施行されることが望ましい。
3番目、国家教育の重要な目的の1つは知識競争力を高めることだ。人格教育の強化が知識競争力を弱体化させる結果を生んではいけない。教科目の教育と人格教育が互いに独立的なことならば、1つを強化することがほかのものを弱体化させる結果を生むほかはない。子供たちが教室で過ごせる時間は限られているからだ。しかし知識教育と人格教育が別々だという考えは、知識は情報を習得して問題を解く能力だという旧時代的な知識観に基づいている。