双方は支持層を投票場に引き出そうと総力戦を繰り広げた。ハンナラ党の朴槿恵元代表はこの日、羅卿ウォン候補の事務室を訪問し、「政党は民主主義が実現される根元だが、政界が生まれ変わり、民主主義政党政治が根付くように（羅候補が）今回必ず当選することを願う」と述べた。無所属の朴元淳候補を応援しながら現れた「安哲秀旋風」を遮断しようとしたのだ。

ハンナラ党の洪準杓（ホン・ジュンピョ）代表は記者懇談会で「朴元淳候補が当選し、‘安哲秀新党’が生まれれば、民主党が消滅するので、民主党支持層はすんなりと投票するのは難しいだろう」と主張した。

これに対して朴元淳候補も会見を開き、「市民の皆さんの投票は来年の総選挙と大統領選挙の勝敗を決める試金石であり、野党圏統合のための礎石になるだろう」と述べた。

民主党の孫鶴圭代表も支援遊説で李明博（イ・ミョンバク）大統領の内谷洞（ネゴクトン）私邸敷地購入を批判し、「特権と反則に抗議して正しい福祉社会を作ろうと宣言する日がまさに明日」とし「いくら寒い天気でも家族を連れて投票場に行ってほしい」と呼びかけた。

ソウル市長補欠選挙が行われる２６日、ソウルの朝の気温は２度に落ち、今年に入って最も寒い天気になると、気象庁は明らかにした。「天気」がもう一つの変数に浮上したのだ。


ソウル市長補欠選、きょう投票…世代投票戦争に（１）