【コラム】大宇造船海洋の悲劇は天下り社長たちが始まりだった(3)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.05.11 13:05
だが特殊船だけでは限界は明らかだ。年間売り上げ1兆ウォン(総売り上げの10~15%)がすべてだ。現代重工業・サムスン重工業の防衛産業部門との合併説も根強く出ている。特殊船だけで独り立ちすることはできても、特殊船だけで大宇造船海洋が生き残ることはできないという話だ。
これまで指摘した業況・技術・人材の問題は事実小さいものだ。本当の懲泌対象は別にある。大宇造船海洋の鄭聖立(チョン・ソンリプ)社長は「天下り」と断言する。彼は1998年の通貨危機で倒れた大宇造船海洋を1年半ぶりに再建した生え抜きの大宇マンだ。10年前にはサムスン重工業の株価も追い越した。世界1位を狙っていた大宇造船海洋はなぜ崩れたのか。彼は青瓦台が犯人と指摘した。