【社説】米国の心臓部で国益を害する野党議員
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.01.25 13:33
昨年12月に追加交渉が妥結した韓米自由貿易協定(FTA)は最終条文化の段階にある。 25日には米下院が公聴会を開く。 本格的な批准準備作業が始まるのだ。 3年半前に誕生した協定が紆余曲折の末、両国議会の批准を控えている時点に、韓国の‘批准阻止チーム’が訪米活動(25-27日)を開始した。 訪米団は民主党の千正培(チョン・ジョンベ)議員、李鍾杰(イ・ジョンゴル)議員、民労党の姜基甲(カン・キガプ)議員、全国民主労働組合総連盟(民主労総)・農民会総連盟・参加連帯の関係者だ。 協定に反対する米国内の団体と会い、下院議員の事務所を回りながら批准反対を促す予定だ。
こうした活動は内容と形式で適切でない。 野党議員らは協定が両国国民の大多数の生活の質を悪化させると主張した。 しかし協定の妥結に対し、米国の反応は概して‘歓迎’だった。 野党・共和党のマコネル上院院内総務も交渉の結果に満足していると明らかにした。 その間協定に批判的だった全米自動車労組(UAW)も追加交渉の結果に支持の立場を表した。 韓国世論も貿易増大や同盟強化などが国益につながるという意見が主流だ。