【中央時評】経済危機とえせ専門家=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.29 13:08
多くの経済学者が自らの役割をできずにいるのはいまの韓国だけの問題ではない。20世紀を代表する経済学者ケインズは「経済学者が歯医者ほど役に立つ存在になるよう望む」と話した。『不確実性の時代』で知られるジョン・ケネス・ガルブレイスは「経済学は経済学者に働き口を提供する手段としては非常に役立つ」とした。
経済学者は予測をしばしば間違い経済危機に有効な処方を出せないが、経済学はいまだに有用だ。最近英国のエコノミスト誌は経済学の大きなアイデアは依然として現実診断に非常に有用だとした。企業と国の戦略的意志決定、情報の非対称性、金融市場の不安定を説明する理論など6種類を例に挙げた。経済学は社会科学では唯一ノーベル賞を受け物理学、化学、生理学・医学と同じ隊列に上っている。ノーベル賞が経済学に妥当でない高い権威を与えているという批判もあるが、まだ精巧な科学と認められている。