「韓国、経済危機に脆弱でない」…ファンダメンタルと外国為替は良好
ⓒ 中央日報日本語版2015.06.17 17:50
韓国は経済危機に対する耐性が新興国の中で最高水準という調査結果が公表された。
１７日、ポスコ経営研究院が世界３０カ国の新興国を対象に行った経済危機脆弱性分析の結果を見ると、韓国は中国、台湾、タイ、フィリピン、ベトナムなどとともに経済危機への脆弱性を示す６つの指標で該当する項目が１つもないことが明らかになった。
経済危機の脆弱性判断に使われている６つの指標は、国内総生産（ＧＤＰ）に対する総外債比率、外貨準備高に対する短期外債比率、ＧＤＰに対する経常収支比率、インフレーション、ＧＤＰに対する財政収支比率、経済成長率などだ。この基準で見ると、トルコと南アフリカ共和国が脆弱性指標をそれぞれ５つと６つを保有しており、経済危機に脆弱なことが分かった。
ポスコ経営研究院は「韓国をはじめ、アジア国家のほとんどは経済ファンダメンタルと外国為替事情が相対的に良好だ」としながら「米国の利上げを前後して経済基礎条件と外国為替事情が良くない新興国を中心に金融不安が大きくなることが予想される」と明らかにした。