南北軍事境界線30キロまで米軍B-1Bが出撃
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.22 14:22
米国の超音速爆撃機B-1B(ランサー)2機が21日、軍事境界線(MDL)付近まで近接飛行した。米戦略爆撃機が軍事境界線付近30キロまで出撃したのは今回が初めて。ランサーの軍事境界線近接飛行は核・ミサイル挑発を続ける北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長に向けた強力な圧力メッセージだと、政府関係者らは伝えた。
グアムのアンダーセン基地を出発した2機のB-1Bは江原道(カンウォンド)東部戦線を経て軍事境界線南側30余キロに位置する京畿道抱川(ポチョン)の米軍ヨンピョン射撃場の上空まで北上した後、烏山(オサン)基地に戻った。B-1Bには各種ミサイルと地下施設破壊用誘導爆弾が搭載された状態だった。韓国空軍F-15K(2機)と米空軍F-16(2機)もB-1Bを護衛した。B-1Bの1機は烏山基地に着陸し、1機はグアムに戻った。トーマス・バーガソン米第7空軍司令官は「韓米同盟はさらに強化され、韓半島(朝鮮半島)と域内の安保を守り防御するための万全の準備をしている」と述べた。また「今日見せたものは我々が選択できるいくつかのオプションの一つにすぎない」と話した。