<インタビュー>今は米国衰退期…世界は「多極的混沌」避けがたいようだ(3)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.04.14 10:34
▼司空=もう少し長い観点で望ましい市場経済と民主主義体制を作るために何をするべきだろうか。
▼アタリ=10年前、投資家が1企業の株式を保有する平均期間は2カ月だった。今は0.5秒だ。したがって株式をどれほど長く保有するのかによって株主投票権を差別化する必要がある。株式を長く保有した分だけ発言権をより多く与えることだ。また別の改革案は上院(Senate)の改革だ。米国やフランスなどでは国会に上院があっても何をする所なのか誰も知らない。したがって上院は未来世代のための政策を議論して投票する所に変えなければならない。今日の懸案は最初から扱わず、徹底して未来のための政策だけ作るという話だ。短期的な目標に振り回される民主主義と安定的・長期的な政策立案の間で立派な妥協点になるだろう。