米利上げの可能性に揺れる韓国株式市場
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.29 08:28
米国の利上げの可能性が高まり、「ボックス圏」脱出が期待されていた韓国株式市場も暗礁にぶつかった。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長のジャクソンホール会議(年次経済シンポジウム)での発言によると、米国は早ければ来月にも利上げに踏み切る可能性がある。
予告された悪材料は悪材料でないというが、米国の利上げは新興国の株式市場に負担を与える。米国が利上げすればドル高に動く。この場合、新興国に流入していた外国人資金が米国に移動する現象が生じる可能性が高まる。先月1日から26日までKOSPI(韓国総合株価指数)は50.12ポイント(2.53%)上昇した。この期間、韓国で外国人の買い越し額は4兆9032億ウォン(約4400億円)だった。40営業日のうち33営業日で買い越しとなった。機関と個人はそれぞれ4兆7760億ウォン、1兆5784億ウォンの売り越しだった。外国人が株価上昇をけん引した。