【コラム】米国の利上げ、深く心配する必要ない=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.10 08:05
経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)と資産価格の関係は散歩をする「飼い主と犬」を考えれば理解しやすい。飼い主について歩いていた犬は周囲の環境に慣れてくると、前を走って戻ってきたりする。他のことに気を取られて遅れをとり、また追いついたりもする。そのうちに道に迷ったり関係のないところに便をし、必死で飼い主を探したりもする。飼い主は犬を見つけて叱った後、一緒に家に戻る。
最近の世界株式市場の流れがそうだ。米国の利上げの動きや中国の成長率低下など経済のファンダメンタルに新しいことはない。すべて予告された周知の事実だ。問題は市場の放縦だった。楽観論で株価収益比率(PER)50-60倍の銘柄を量産し、バブルが消えると米国と中国のせいにする。放っておけばすぐに危機がくるかのように大騒ぎしたりする。飼い主に大便を片づけてほしいという犬の姿だ。