<野球>韓国の打者は通用しない? 大リーグの偏見打ち破った姜正浩

<野球>韓国の打者は通用しない? 大リーグの偏見打ち破った姜正浩

2015年12月21日11時06分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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姜正浩(カン・ジョンホ)
  2015年のスポーツ界には大きなニュースが多かった。韓国プロ野球の打者で初めて大リーグ(MLB)に直行した姜正浩(カン・ジョンホ)は攻撃と守備で猛活躍し韓国野球の地位を高めた。イ・スンウは国際サッカー連盟(FIFA)17歳以下ワールドカップで韓国のベスト16進出を導いた。陸上のキム・グクヨンは男子100メートルで5年ぶりに韓国新記録を立てた。女子ゴルフのキム・セヨンは米国女子プロゴルフ協会(LPGA)ツアーで3勝を達成し新人王を獲得した。

  2月、米フロリダ州ブレーデントンで開かれたピッツバーグ・パイレーツのキャンプ。姜正浩(28)がいくら韓国プロ野球最高の遊撃手だったといっても彼が立つ場所にはふさわしくなく見えた。ピッツバーグの内野陣は遊撃手ジョーディー・マーサー(29)、2塁手ニール・ウォーカー(30)、3塁手ジョシュ・ハリソン(28)で構成されていた。ピッツバーグがなぜ姜正浩を移籍料500万ドル、4年年俸総額1100万ドルを払って迎え入れたのか怪訝に思うほどだった。3月の練習試合でその思いはさらに大きくなった。パンチ力は良い評価を受けたがレッグキック(足を高く上げて重心移動をするフォーム)が問題だった。MLBでレッグキックをする打者はほとんどいない。脚を大きく上げると時速150キロメートル以上の剛速球と変化に富んだブレーキングボールを投げるMLB投手に対応しにくいためだ。練習試合で彼は振るわず、現地では「マイナーリーグに行ってフォームを変えるのが良い」という主張も出てきた。姜正浩は話した。「10年以上維持したフォームだ。ひとまず自分のフォームでぶつかってみる」。

  予想通り姜正浩はバックアップ内野手でシーズンを始めた。出場機会は多くなかったが彼は速く賢く適応した。ひとまず守備は安定的だった。過去に日本人内野手が失敗したのと違い姜正浩は柔軟な捕球と強い送球で遊撃手と3塁手を行き来した。守備で安定感を見せ5月から先発で出る機会が多くなった。

  姜正浩はレッグキックを選別的に使った。レッグキックを使って特定球種を狙いながらも2ストライク以降は両脚を付けたまま打撃した。自信がついた7月には打率0.389、出塁率0.443、本塁打3本を放ちナショナルリーグの今月の新人賞も受けた。9月18日に左ひざを負傷しシーズンを早期に終えたが姜正浩はシーズン打率0.287、15本塁打を記録しナショナルリーグ新人王投票で3位に上がった。デビューするやいなや最高級内野手として跳躍した姜正浩は、4年分の年俸に相当する役割を1年でやり遂げたという評価を受けた。

  姜正浩がMLB初年度から善戦し、韓国の他の選手に対する期待も高まった。今年の冬にミネソタが「本塁打王」の朴炳鎬(パク・ビョンホ、29)を、ボルティモアが「打撃マシーン」の金賢洙(キム・ヒョンス、27)を獲得した。
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