－－トランプが大統領になれば。

「（韓米同盟を理解するには）トランプの学習曲線が急激に上がらなければいけない。韓半島（朝鮮半島）イシューが何か、北朝鮮でどんなことが起きているのか知らないため、韓国が心配するのも当然だ。トランプの国際的な知識も非常に皮相的だ」

－－韓国人もクリントン前長官を支持すべきだという主張なのか。

「クリントン前長官は移民者を歓迎する米国を代表する。多様性が米国の資産だと考えている。共和党候補との決定的な違いだ。（共和党の）テッド・クルーズやトランプも少数人種を包容するメッセージを見せていない。韓国人社会がトランプを憂慮するが、それは非常に妥当だと理解している。ところが共和党の予備選の結果を見ると、共和党支持者の多数がトランプの主張に同意している。一方、民主党と無党派はほとんどがこれに反対している。このため現在、米国には２つの宇宙が存在している。２つを加えれば（トランプの主張に）反対する側がさらに多いというのが良い便りだ」

－－サンダース議員が逆転する可能性は。

「サンダースはいかなる場合の数でもクリントン前長官に追いつくことはできない。サンダースはある時点には決断しなければいけないが、私の考えでは６月のカリフォルニア州予備選までは続くようだ」


＜インタビュー＞「韓半島よく知るクリントン大統領になってこそ韓国に有利」（１）