【社説】米国は韓米FTAを選挙に利用すべきでない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.08.06 14:31
米国のオバマ大統領が「韓米自由貿易協定(FTA)をそのまま通過させることはない」と述べた。オバマ大統領は労働総同盟産別会議(AFL-CIO)指導者らと会い、「貿易がすべての米国人に役立つべきであり、今年の秋に韓国を訪問する前に自動車・牛肉業界を納得させる協定を提示する」と約束した。これに先立ち米上院財政委員会のボーカス委員長は「韓国は月齢および部位に関係なく牛肉市場を全面開放すべきだ」と主張した。
今年6月、両国首脳は今年秋まで韓米FTAの争点を妥結することで合意した。オバマ大統領は新たな議論について「再協議(renegotiation)ではなく調整(adjustment)」と表現し、期待感を高めた。しかし昨日から米国は夏季の総攻勢を連想させるほど発言の程度が高まった。9月に始まる実務交渉を控え、韓国に圧力を加える意図があるとみられる。