米ホワイトハウスが韓国との自由貿易協定（ＦＴＡ）案の修正・補完を示唆した。

ギブス米大統領報道官は３日（現地時間）の定例記者会見で、「オバマ大統領は従来のＦＴＡ案をそのままでは通過させないことを約束した」と述べた。４日に予定されたオバマ大統領と労働総同盟産別会議（ＡＦＬ－ＣＩＯ）指導者の対話に関し、「韓国とのＦＴＡに米国労働者を保護するための厳格な規定を入れることで労働者を安心させる計画か」という質問を受けた後だ。

ホワイトハウスのホームページによると、ギブス報道官は「（韓国などとの）貿易がすべての米国人にプラスになるよう関連規定が用意されるべきだと大統領は信じている」とし「これが今年の秋に韓国を訪問する前に自動車・牛肉業界を納得させる協定を提示すると約束した理由」と述べた。

ＡＦＬ－ＣＩＯは米国最大の労組連合体で全米自動車労組（ＵＡＷ）を傘下に置く。ＵＡＷは先月２９日、米上院・下院に対し、韓米ＦＴＡで自動車輸入が急増する場合、新しいセーフガード（緊急輸入制限措置）で対処すべきだという内容の書簡を提出した。

韓米両国は０７年、ＦＴＡ合意文に公式署名したが、双方ともに議会の批准が遅れている。オバマ大統領は６月にカナダで開かれた両国首脳会談で、来年初めに議会にＦＴＡ批准同意案を提出すると明らかにした。米連邦下院議員１０１人はこの日、韓米ＦＴＡの議会批准を推進することにしたオバマ大統領の決断を支持するという書簡をオバマ大統領に発送した。


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