韓経:1980年代に後退した韓国の大学…理由は?(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.07 13:53
延世(ヨンセ)大は昨年、CT(conputational thinking、計算論的思考)教育を導入しようとしたが、あきらめた。学科間の壁を崩すのが難しいうえ、海外から専門家を招く費用もかかるからだ。CTとは、ABM(人工知能、ビッグデータ、機械学習)など第4次産業革命を可能にする核心教育で、複雑に絡む複数の実生活の問題を計算論的思考を通じて解決できるよう支援する教育だ。米国では2000年代初期からスタンフォード大をはじめとする主要大学に必修科目として導入されている。
7年間続いている「予算不足」は韓国の大学の競争力を落としている。予算がかかる討論型の授業の代わりに大講義室での授業が増えているのが代表的な事例だ。一部の地方大学は節電のため校内の電気が午後10時に自動的に消えるほどだ。深夜まで研究し、創業に没頭するには、大学付近のカフェを転々とする必要がある。