【コラム】「朴槿恵の初心」を求めて(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.11 14:31
朴大統領は父から国政課外授業を受けた。「朴槿恵の初心」はそれで練磨された。国防科学研究所(ADD)は朴正熙時代の象徴だ。その時代、自主国防成就の神話だ。朴槿恵の自叙伝(『絶望は私を鍛練し、希望は私を動かす』)はこのように記憶する。「ADD所長シム・ムンテク博士は父に人事と組織、予算運営の自律性を建議し、父は快く書類にサインした。その方は断るのが難しい人事請託を受けるときは、その書類を見せて答えの代わりにしたという」。
朴大統領は選挙の時、「責任長官制度」を掲げた。その核心は長官の人事の自律だ。今の人事現場は不満だらけで騒々しい。チョン・ユンフェ氏は(疑惑提起を)「途方もない火遊び」といった。しかし反論だけで整理されない。責任長官制が解決法だ。それが“秘線(影の人物)”論争を収拾する方法だ。そうしてジンクスから抜け出すことができる。