韓国、産業化にまい進した高齢者が貧しい国(1)

韓国、産業化にまい進した高齢者が貧しい国(1)

2012年07月04日09時08分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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韓国の高齢者の所得水準は、OECDのうち最下位圏にある。
  慶尚北道浦項(キョンサンブクド・ポハン)に暮らすシンさん(69)は、青松郡(チョンソングン)で農作業をしていたが、1970年代半ばに浦項に出てきた。浦項製鉄(現ポスコ)が設立され、協力会社で働くことになった。10年以上にわたり溶接・鉄構造物を製作した後、数人の職員を雇用して小さな鉄工・溶接工場を経営することになった。ポスコ協力会社に納品する工場だ。

  93年、子どもに勧められて国民年金に加入した。それ以前は国民年金があることも知らなかった。60歳に引退した後、現在は国民年金40万ウォンと基礎老齢年金を合わせて月50万ウォン(約3万6000円)ほどで生活している。子どもから受ける小遣いを生活費に補っている。

  韓国は昨年、世界で9番目で貿易規模1兆ドルを超えた。産業現場で前だけを見て突っ走ってきた現在の高齢者のおかげで、世界10位以内に入る経済大国になった。しかしこうした国を築いた高齢者が厳しい生活を送っている。

  3日の国民年金研究院によると、韓国の65歳以上の高齢者世帯の年平均所得は全世帯の66.7%(1万4238ドル、1619万ウォン)にすぎなかった。一般家庭の1カ月の収入を100万ウォンとすると、高齢者は66万7000ウォンということだ。経済協力開発機構(OECD)30カ国のうち29位だ。

  高齢者世帯の相対的貧困が最も深刻な国に含まれる。高齢者の年平均所得(1万4238ドル)も米国の半分、日本の3分の2程度。各国の物価水準を反映したPPP(購買力評価)所得額基準でもOECD下位圏(23位)だった。

韓国、産業化にまい進した高齢者が貧しい国(2)
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