「金正恩、核・経済実益をともに握ろうと勝算のない賭け」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.22 09:56
◆北朝鮮は今、米国と対話条件で争い
千英宇(チョン・ヨンウ)元青瓦台(チョンワデ、大統領府)外交安保首席=北朝鮮は脅迫のほかに使える手段が枯渇している。金正恩政権は脅迫の程度を高めたが、以前と本質は変わらない。基本的に弱い姿を見せようとしない。金正恩政権に交渉の意志がないわけではない。彼らはラブコールする時も脅迫の形でする。それでも結局望むのは交渉だ。もの乞いする印象を与えずに交渉での立場を高めようと挑発しているのだ。問題は対話の条件が合うかどうかだ。今は対話条件の争いだ。その条件が合わないため対話が行われない。北朝鮮は自らの運命を左右する国は米国だけという判断のため、米国と対話することを望む。しかし米国は非核化なしに交渉はしないという立場だ。