【コラム】第20代国会に国の命運がかかる=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.22 16:30
第19代国会と第20代国会の差は何か。私が見るに2つある。一つは生産可能人口(15-64歳)の減少だ。今年がピークで、来年から減少する。もう一つは少数与党体制と3党体制だ。政情不安の懸念が強まった。この2つが同時に意味することは何か。1990年代の日本だ。失われた20年が始まったこの時期、日本の最も重要な特徴が生産可能人口の減少と政情不安だった。第20代国会は日本化が本格的に始まる時期と重なっているという意味だ。韓国の運命が第20代国会にかかっているといっても過言でない。
「失われた日本」の苦痛を端的に表す指標が国内総生産(GDP)だ。過去18年間、日本の経常GDPは減少した。97年の523兆円から2014年には487兆円になった。その間に97年のGDPに到達することもなかった。GDPが減少した経験がほとんどない韓国では想像しにくいことだ。もちろん我々も韓国ウォン基準で名目GDPが減少したことはある。1998年の通貨危機の一度だけだ。せいぜい(?)1.1%の減少だったが、苦痛は大変なものだった。20年近くGDPが減少している日本国民の心情はどれほどのものだろうか。