米「各地でテロ諜報…全世界旅行警報」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.25 11:28
米国政府は23日、自国民に対して「全世界旅行警報(worldwide travel alert)」を発令した。米国務省は同日、「現在把握している情報では、イスラム国(IS)とアルカイダ、ボコ・ハラムなどテロ団体が複数の地域でテロを計画している」としてサイトに旅行警報を掲示した。旅行警報は来年2月24日まで3カ月間続く。この期間中、旅行に制限はないが格別の注意が求められる。今回の旅行警報は今月26日から始まる米国のサンクスギビング・デー(感謝祭)の連休を前後して数百万人の米国人が海外旅行を準備している状況を念頭に置いて出された。
ベルギー出身のIS隊員であることが確認された男性は、23日、ジハーディストのウェブサイトに追加テロをあおる内容の動画を公開した。ロイター通信によると、アブ・カタダ・アルベルジキという仮名を使うIS隊員は白いスカーフで顔を隠したままフランス語で「パリのテロは数百万人を泣かせたが、信仰人(ムスリム)には喜びをもたらした。数時間でフランスを転覆させた兄弟たちの道に従え」と促した。