【社説】文化を通じて信頼構築、北東アジアに平和を
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.23 13:09
「平和の島」済州(チェジュ)で3日間開催された済州フォーラムが22日、閉幕した。中央日報・JTBCと済州特別自治道・国際平和財団・東アジア財団が共同主催した今回のフォーラムのテーマは「信頼と和合の新しいアジアに向かって」だ。ゲルハルト・シュレーダー氏(ドイツ)、福田康夫氏(日本)、スシロ・バンバン・ユドヨノ氏(インドネシア)、ジョン・ハワード氏(豪州)、ジョー・クラーク氏(カナダ)の5カ国の元首脳が出席し、アジアのための忠告を惜しまなかった。
北東アジアは経済的な相互依存がますます強まりながらも、外交・安保上の葛藤と緊張が絶えない地域だ。最近、中国の浮上と日本の軍事大国化に加え、米国の再均衡(リバランス)戦略で、「アジアンパラドックス(Asian Paradox)」現象はさらに深刻になっている。また、北朝鮮の核開発脅威、日米の新蜜月関係まで重なり、偶発的事件による衝突の危険が高まっている。にもかかわらず韓国外交当局はふさがった対北朝鮮、対日関係を改善できず、無能外交という声まで出ている難しい局面だ。