【噴水台】韓国の「ガラスの天井」指数

【噴水台】韓国の「ガラスの天井」指数

2018年05月29日14時46分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  先週、米国中央情報局(CIA)に初めての女性局長ジーナ・ハスペルが就任した。局長指名当時、水責め拷問の前歴と「Bloody Gina(血まみれジーナ)」というニックネーム程度しか知らされていなかったハスペルは、33年間日の当たらないところで働いてきた現場の経験を基に公聴会を無難に通過した。2時間半にわたって続いた公聴会で、ハスペルは資料に目を落とすことなく即答を継続するほどの専門性を誇示した。女性は入学資格がなく陸軍士官学校に行けなかったハスペルが、米国初の女性スパイのトップに上り詰めた秘訣だ。保守的なウォールストリートでも、もう一枚の「ガラスの天井」が壊された。先週、世界最大の証券取引所である米国ニューヨーク証券取引所会長にステイシー・カニンガムが任命された。取引所226年の歴史上で初めての女性リーダーだ。

  ガラスの天井は女性と少数民族の高位職進出を防ぐ見えない障壁だ。ガラスの天井も問題だが、「女性保護」を名目に女性に法的な規制を加える事例が依然として多い。産業革命期にしか通用しない、頑なな女性観の遺産だ。英国エコノミスト誌は最近号で世界銀行報告書を引用しながら、いまだに女性に対する法的差別が存在している国が世界で104カ国あると報じた。男性がすることから不当に排除された世界女性人口が27億人以上いるという。もちろん、妊娠や母乳授乳中の女性を保護するための臨時措置は除く数値だ。たとえば、ロシアでは汽車運転や船舶運航など456種類の仕事を女性に危険なものとして分類して参入そのものを阻んでいる。ベトナムの女性は50馬力以上のトラクターを運転できず、インド・ムンバイの女性店主は男性のように夜遅くまで商売することができない。18カ国の女性は夫の許可なく就職できず、4カ国の女性は事業体を登録することもできない。はっきりと「見える」差別も侮れないといえる。

  韓国も世界銀行の女性差別国に含まれているが、正確にどの規制を問題視しているのかは女性家族部も企画財政部もまだ把握できずにいる。明らかなのは、エコノミスト誌が毎年経済協力開発機構(OECD)加盟国を対象に調査している「ガラスの天井」指数(Glass-ceiling index)で韓国がいつも最下位であるという事実だ。今年も29位だった。この指数は▼高等教育水準▼雇用指標▼賃金水準▲管理職比率▼取締役会への参加比率--など、女性に関する10つの指標を基に算出している。検警の男女差別的捜査態度を批判する女性デモが2週連続で週末のソウル都心で開かれた。問題視されているのは何も「性差別捜査」だけではない。男女平等のために振り返って確かめるべき指標が韓国社会には多すぎる。

  ソ・ギョンホ/論説委員
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