最近蚕室野球場にはファンたちが斗山（トゥサン）の金東柱（キム・ドンジュ）の１軍復帰を望む垂れ幕を掲げている。この２年間戦力から除外されている彼はフリーエージェント契約最後の年となる今年、１軍復帰を望んでいる。再契約や移籍をするためには成績が必要なためだ。金東柱は「ポジションがないなら他のチームに送ってほしい」とインタビューして球団を圧迫している。斗山にも内部事情がある。昨年まで斗山２軍監督を務めたソン・イルス監督が金東柱を望んでいないようだ。「金東柱先輩が必要だ」という選手もいない。斗山で１７年活躍し累積で１００億ウォン以上の年俸をもらった彼だが晩年は寂しい。球団が乗り出して解決すべき問題だ。

多くのスターが監督や球団と対立してユニフォームを脱いだ。老将は自身を実際より若いと考え、球団は老将を年齢より老いているように見る。９球団目のＮＣ、１０球団目のＫＴが誕生し、老将の「再就職」の機会はさらに増えた。それでも球団から離れるのは容易ではない。複雑な契約が絡まっているからだ。

ロッテのチョ・ソンファンは先月突然引退を決心した。がんばれば今年末か来年までユニフォームを着られたが後輩に道を開いた。戦力分析員に転職した彼は球団の大切な資産になった。コーチや解説委員などとして第２の野球人生を送っている彼らも「振り返ってみればなんでもないことだった。いつかは体験することだった」と話す。

美しい引退は不可能ではない。華麗ではなくてもすっきりとした仕上げはだれでも計画できる。選手引退が人生の終わりではないのだから。４０歳で引退しても人生の折返し点をやっと回っただけなのだから。




＜野球＞１８日に朴賛浩の引退式…スターも引退設計が必要（１）