法王、修道女たちに「気難しいオールドミスになるな」と冗談=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.11 16:04
フランシスコ法王の話法は格別だ。そこには、もろ刃の刃が隠れている。1つは世の中を狙い、もう1つは自分自身を狙う。人々はその刃を恐れない。むしろ歓迎する。理由がある。法王が出すメッセージの刃、その本質が「愛」だからだ。その上その刃はたびたびユーモアの形をとって私たちに飛んでくる。ツイッターやフェイスブック、スピーチを通じてフランシスコ法王の「話す言葉」は生産され続ける。法王の言葉は再びツイッターとフェイスブックなどに乗って円世界を駆け回る。ハーバード大学で学んだヘミン僧侶は「世界各国で活動している学校の同窓生らとフェイスブックで頻繁に連絡し合っている。この頃の話題の人物は断然、フランシスコ法王だ。友人らは皆、熱狂している。宗教を離れて大変なリーダーシップを見せている」と話した。フランシスコ法王のレトリックには確かに何か特別なものがある。その特別さの正体は果たして何だろうか。フランシスコ法王の言語と話法を分析してみた。
◆権威の代わりにユーモアを=フランシスコ法王が尊敬する法王の1人がヨハネ23世だ。4月にフランシスコ法王によって聖人となった人物だ。ヨハネ23世が法王庁を散歩していた時だった。ブドウ園で仕事をしていた庭師がワインを1杯すすめた。ヨハネ23世は味わった後こう言った。「エンリコ、ほかの神父がここに来てワインを味えないようにしてもらえませんか?たった一度味わえば枢機卿がみなミサに使おうと言うだろうし、もしかしたら一日で4、5回もミサを奉げようというかも知れませんよ」。