国家情報院は恐怖政治の中でも北朝鮮が警戒する「資本主義の風」は続いていると明らかにした。辛議員は「北では（韓国の）ＣＵＣＫＯＯ炊飯器が非常に人気があるという」とし「韓国風西欧式消費形態が流行していると聞いた」と伝えた。李議員も「（北の）新興富裕層が物を買う時、『中国製より良いもの』が欲しいと言う」とし「それが『韓国のもの』を出してほしいという隠語」と紹介した。北朝鮮の特権層は人口２４００万人のうち６万人（家族含めて２４万人）であり、５万ドル以上を保有していると国家情報院は説明した。

韓国哨戒艦「天安」爆沈の背後と考えられている金英哲（キム・ヨンチョル）北朝鮮偵察総局長は今月、大将（星４つ）階級から上将（星３つ）に降格したと、国家情報院は把握している。金英哲は金第１書記暗殺を扱った米国映画『ザ・インタビュー』の製作会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント・ハッキング事件の背後としても推定されている。金英哲は過去３年間に大将－中将－大将－上将と階級が４回変わった。国家情報院は「非常に即興的、強圧的に恐怖の統治をしていることを見せている」と説明した。

国家情報院は「来月ロシア・モスクワで開かれる第２次世界大戦戦勝節行事に金第１書記が出席する可能性が高いが、最終段階でどうなるかは分からない」と報告した。現地ホテル予約状況を点検した結果、金第１書記側の予約と推定されるものは見つからなかったという。

国家情報院は、北朝鮮がサイバーハッキング組織を通じて韓水原外郭組職とＫＯＲＡＩＬ（韓国鉄道公社）の子会社（ＫＯＲＡＩＬネットワークス）などを持続的に攻撃し、対北朝鮮ビラを飛ばす脱北者団体の責任者のメールアカウントにも侵入してビラ散布日時などをあらかじめ把握したという。


韓国国情院が報告「北朝鮮で１５人の高官が処刑、韓国炊飯器が大流行など」（１）