北朝鮮実力者2人に粛清説…NHK報道
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.06 10:37
日本の公営放送NHKが金正恩(キム・ジョンウン)時代の実力者として注目されてきた馬園春(マ・ウォンチュン)国防委員会設計局長と辺仁善(ピョン・インソン)北朝鮮軍総参謀部作戦局長が粛清されたとみられると5日報道した。馬設計局長は2013年11月、金正恩第1書記と共に白頭山(ペクドゥサン)近郊の三池淵(サムジヨン)を訪れた8人衆の1人で金正恩時代の代表的なテクノクラート(高級技術官僚)出身の実力者とみなされてきた。辺作戦局長も第一線の指揮官である人民軍第4軍団長から2013年に軍部要職の総参謀部作戦局長に抜てきされて注目されていた。NHKは韓国政府関係者の話を引用して「金第1書記が自身の指示に従わなかったなどの理由で側近2人を更迭したようだ」と報道した。
実際2人は昨年11月、公式メディアに登場した後から3カ月間の姿を見せていない。馬設計局長の場合、11月1日に金第1書記の平壌(ピョンヤン)国際飛行場の視察の際に登場したのが最後だ。当時、金第1書記は「世界的なすう勢と主体、民族性の再生のために完成させるよう言ったが、そのようにできなかった」として叱責性を帯びた発言を吐き出した。その後、馬局長は3カ月間姿を見せなかった。2日、建設部門評価会議は建設関連の軍政幹部全員が参加したが馬局長はいなかった。馬建設局長は昨年、金正恩を39回公式随行した中心人物だ。