【コラム】朴槿恵の正面突破?(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.09 14:21
検察の捜査結果は見なくても予想がつく。不法流出した青瓦台文書に出てくるその場所で、秘線といわゆる“十常侍”の会合はなかったことが明らかになったと発表する可能性が99%だ。それを確信するため、朴大統領も正面突破を選択したはずだ。しかしそれで終わらないというところに問題がある。携帯電話の通話記録照会と位置追跡をしたとしても、借名携帯電話を使えば分からないのではという問題提起が当然出てくるだろう。第3の場所で小規模な会合を開いたかもしれないという反論も出てくるだろう。一度始まった疑惑は続くものだ。メディアの24時間の速報競争は続くだろう。伏せようとしても完全に伏せられることではない。
文書に登場した3件の秘線国政介入疑惑のうち2件はすでにいかなる形であれ現実になった。金淇春(キム・ギチュン)秘書室長はまだ現職にいるが、李貞鉉(イ・ジョンヒョン)広報首席秘書官と金悳中(キム・ドクジュン)国税庁長は今年に入って突然交代させられた。適中率は66.7%だ。「文書内容は60%以上正確だ」という趙応天(チョ・ウンチョン)前青瓦台公職紀綱秘書官の言葉は事実上正しいのではという声が出そうだ。