「対北インセンティブ」に心ひかれたか…金総書記、米国にプロポーズ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.09.20 11:48
北核問題解決のための多者会談と両者会談に参加する意向があるという金正日(キム・ジョンイル)北朝鮮総書記の言及は、6カ国協議に「二度と」「絶対に」参加しないといった既存の立場から一歩退いた格好だ。核と朝米関係改善など核心事案は米国と直接対話を通じて解決し、6カ国協議議長国である中国の体面も生かすという意味だとみられる。
ただ金委員長が「6カ国協議」ではない「多者会談」と明らかにし、既存の6カ国協議とは違う形態を念頭に置いていることをほのめかした。自分たちが言った言葉があるだけに、既存の形態への復帰は難しいという意味だと解釈される。米国も先月、ビル・クリントン元大統領の訪朝以後「新しい形態」の多者会談について言及し、北朝鮮に名分を作った雰囲気だった。このため朝米が最近ニューヨークチャンネルを活用した水面下の対話に会談を変えようという意で意見がまとめられた可能性も挙げられている。匿名を要求した米国の対北政策専門家は「金明吉(キム・ミョンギル)国連駐在次席大使は最近、顔を見るのが難しいほどに忙しい日程を消化している」とし「米国務省関係者たちを含むオバマ・キャンプの韓半島政策チーム長だったフランク・ジャヌージ上院外交委専門委員、韓半島通のビル・リチャードソン・ニューメキシコ州知事と接触していると聞いている」と伝えた。