◆利用者５年間で７０００万 → １１億人に

－－フェイスブックの成長の勢いが限界に至ったという主張もある。Ｌｉｎｋｅｄ Ｉｎ（リンクトイン）やツイッターなど競争会社に押されるという話もあるが。

「フェイスブックは急成長する分野（ＳＮＳ）におけるリーダーだ。５年前、マークと入社インタビューをした時、彼はこれからすべての人がソーシャルネットワークでコミュニケーションをして共有する時代になると予測した。本当にそうなったのではないか。私たちだけでなくこのセクターにあるすべての会社が成長した。リンクトンもツイッターも大きいが、フェイスブックが業界１位を守っている。産業全体が急成長すれば競争会社が出現するのは当然だ。励みになるのは、私たちの利用者が増えても再訪問率が減らずにかえって増えたという点だ。５年前の入社時、フェイスブックの利用者が７０００万人で、そのうち半分が毎日再訪問した。経営者的観点でユーザーの数字が増えれば再訪問率は落ちると見ていた。今利用者が１１億人を超えても６０％が毎日フェイスブックを訪問する」。

◆第１四半期の広告売り上げ、３０％がモバイルから

－－フェイスブックの未来を肯定的に見るならば、なぜ昨年、義務保護預り（少数株主の保護のために上場後一定期間の間大株主や役員の株式売却を禁止する制度）が解けた後、株式３４万株余、約７４４万ドル分を売却したのか。

「株式を少し売ったのは事実だ。だが売らずに残った株式がはるかに多い（彼女は普通株およびストックオプションなどを含み合計２７００万株を持っている）。フェイスブックの未来は楽観的だ。

今後数十億の人口がモバイル使用者になった時、フェイスブックが最も大きな恩恵を受けるだろう」。

－－ところで上場して１年余りが過ぎた今も、株価は依然として公募価格（３８ドル）を下回っている（８日現在２４．７１ドル）。

「私も以前、金融圏で仕事をした。市場は誰も予測することはできない」。

－－あなたにとってザッカーバーグはどんな意味があるのか。

「マークが私を初めて訪ねてきた時、彼の年齢は２３歳だった。皆“本当に１５歳年下と仕事をしたいか”などと心配した。ところが彼の情熱から時代を先んじる先駆者という印象を受けた。マークのような人と仕事をするというのは幸運だ」。


フェイスブックのＣＯＯ「モバイル基盤よく備えた韓国市場は魅力大きい」（３）