【グローバルアイ】政権公約ジレンマに陥った鳩山政権
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.12.08 14:29
韓国では今年もイシューが多かった。 世宗(セジョン)市問題は今でも進行中だ。 海外に出ている人たちの間でも懇談会などで会えば話題にあがるほどだ。 原案通り進めるべきだという忠清道(チュンチョンド)の人の話を聞くとそれに共感し、副作用を勘案して計画を修正すべきだという話を聞けばまた気持ちが動く。 双方ともに主張があり、説得力がある。 それだけに出口がない議論だと感じたりもする。
しかしこの問題は、日本の鳩山政権が抱えている「マニフェスト(政権公約)のジレンマ」とよく似ている。 したがって示唆点がある。 日本民主党が自民党の牙城を54年目にして初めて崩した原動力は、新しいビジョンと夢を込めた政権公約だった。 主体的な外交をし、政府行政を改革し、福祉政策を強化するという耳が傾く話だった。 日本国民はこれを信じて民主党を積極的に支持した。 しかし日本はこの「契約書」をめぐって混乱している。