出版社だけで40社 「本の王国」沖縄
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.18 10:43
人口140万人の小さな島・沖縄は「出版王国」だ。大手書店チェーン「ジュンク堂(Junkudo)書店」は日本全国に60店を構えるが、そのうち3番目に大きい店舗が沖縄にある。それほど本が読まれているといことだ。
沖縄の出版社40社が手がける本は「県産本」と呼ばれている。「沖縄県で作った本」という意味だ。他県では使われない用語ということで固有名詞になった。県産本は平均的に1200~1500部ほど刷られ、そのうち85%は沖縄内で売られる。同書店の2階には「県産本」だけを集めて、一つの小さな図書館と言えるようなコーナーが別に用意されている。社会・経済・反戦平和などジャンル別に表示もしてある。同店の森本店長は「10年以内に出版された本が40%以上を占めるほど県産本に勢いがあり、流通費用の問題もあって県産本は主に沖縄だけで売れている」と話した。