コメ市場開放しても義務輸入は継続…対立する韓国政府と農民(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.14 11:38
農民もこれを理解している。農民団体のうち強硬派として知られる全農も、「コメ市場開放禁止、義務輸入量縮小」ではなく「現行維持」を主張している。農林畜産食品部関係者は、「WTO協定文の改正やWTO脱退のような主張が出てこないのは政府としては幸い。農民団体も過激な主張は一般国民に説得力がないということをわかっているようだ」と話した。
全農は政府が外交的な交渉力を発揮すればコメ輸入量を現行状態で維持できるとみている。だが、ヨ・インホン次官は「実現不可能な対案という結論を下した状態だ。韓国のコメ産業保護のため可能な最大値の関税率を設定できるよう努力している」と話した。市場を開放する代わりに義務輸入量を増やさず、高い関税率をかけて国産米の価格競争力を確保するのが最も効率的な代案という意味だ。