【社説】傾いた土俵上の「新古里原発公論化委員会」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.25 16:17
新古里(シンゴリ)5・6号機原発を永久停止するかどうかを決めるという公論化委員会が昨日構成され、最初の会議を開いた。委員長には、政府の発表では「客観的で中立的な」金知衡(キム・ジヒョン)元最高裁判事が選任された。金委員長は盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権の2005年、47歳の年齢で最高裁判事に任命された全羅北道出身者だ。当時、朴時煥(パク・シファン)最高裁判事らとともに進歩的な意見をよく出し、カラーが明確だという評判を受けた。
8人の委員のうち教授が6人だ。決定の内容によっては一日で国民の血税2兆6000億ウォン(約2600億円)を埋没費用として失う可能性がある。現実的な重大さを考えると、原発専門家1人も含まれずあまりにも学問の世界側に偏っているという指摘を避けられないだろう。