【コラム】大学入試で必修となる韓国史、負担減らすには(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.08.02 16:38
イ・テジン国史編纂委員長が2011年5月中央日報とのインタビューで「修能(日本の大学入試センターに相当)に関連すれば、教科書の内容が試験問題帳簿のようになる。修能では弁別力を重視するため暗記対象として事実だけを羅列する。修能の枠組みに入ると歴史教育が死んでしまう結果になった」と話したのもこうした理由からだ。当時イ委員長は、韓国史科目の必修化について修能と関連する動きを憂慮した。
韓国史を必修とする目的は、育つ未来世代に歴史をよく分かってもらおうということであって、断片的な歴史的事実をどれくらいよく知っているのかテストして一等からビリを出そうというのとは違うだろう。それならば「人を踏み台にしてうまくやる」よりも「この程度なら充分だ」というパラダイムのほうがもっと適していないだろうか。