気まぐれな天気にも甘く熟していく咸陽名物の半干し柿=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.12.13 12:26
今年の天気はこれまで体験したことのない様相で私たちを慌てさせる。春から始まった日照りは40年ぶりの最悪と記録され、11月に入ってからはきれいな空を見るのが難しい「秋梅雨」が続いた。日照りに降る雨だからとうれしいばかりではない。澄んだ日差しと乾いた風で熟す干し柿が腐るためだ。最大産地である忠清北道永同(チュンチョンブクド・ヨンドン)は60%、慶尚南道咸陽(キョンサンナムド・ハムヤン)は38%の農家が被害を受けた。扇風機と除湿機、暖炉を備えた咸陽郡のミン・ガプシクさんの干し柿干し場で特産品の半干し柿が甘く熟しつつある。咸陽半干し柿は高宗(コジョン)が好んだことから「高宗柿」とも呼ばれるが、天気との戦いとなった今年は高値になる見通しだ。(中央SUNDAY第457号)