北で3日過ごした「習近平特使」宋涛…面談じらす金正恩
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.11.20 09:49
習近平中国国家主席の特使として17日から北朝鮮を訪問している宋涛共産党対外連絡部長の北朝鮮での動きが注目されている。特に金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との面談の有無は焦眉の関心事だ。この機会に中朝間の高官級交流と両国関係復元、さらには北朝鮮の核問題解決に向けた転換点になれるという判断からだ。
ひとまず訪朝3日目である19日午後に中国対外連絡部は公式ホームページに「宋部長が崔竜海(チェ・ヨンヘ)、李洙ヨン(イ・スヨン)と会談した」と明らかにした。北朝鮮国営メディアも金正恩委員長との面談のニュースを伝えていない。宋特使が平壌(ピョンヤン)に到着した直後に崔竜海労働党副委員長と会い習主席からの贈り物を渡し、18日には北朝鮮の外交トップである李洙ヨン党副委員長と会い韓半島(朝鮮半島)問題と周辺情勢を議論したという程度だ。また、パルチザン出身など北朝鮮政権の根幹となる人物を養成する万景台(マンギョンデ)革命学院や靴工場を視察したという。韓国政府当局者は「北朝鮮が中朝関係の伝統を強調しながらも中国の対北朝鮮制裁参加でも健在であることを強調しようとする次元」と分析した。