【コラム】英国のEU離脱と韓国:憤怒・ポピュリズム・現状破壊型危機(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.29 10:16
いまは国際社会が影響の波長期化を最大限防ぎ、不確実性を早期に除去するために協力しなければならない。英国とEUは主導権争いをすることなくEU離脱交渉を早期に終えなければならず、なEU執行委員会はEU改革案を提示し残りの加盟国の安定を誘導しなければならない。そして世界の指導者は世界の人々に、次の質問に対し答える準備をしなければならない。
最初に、議会政治に対する不信と嫌悪をどのように解消し、社会的憤怒調節装置をどのように復元するのか。2番目に、議会政治の失敗に対し直接民主主義が対案になりえるのか。直接民主主義乱発とポピュリズムが結合した時に訪れる恐れがある現状破壊型危機をどのように予防できるのか。3番目に、世界化・地域主義・自由貿易主義はどのように補完・発展させ、二極化、断層的社会構造、貧困層と貧困国問題など難しい課題を今後どのように解決していかなければならないのか。このような質問に対し率直で現実的な回答と代案を準備する特別首脳会議を開催する必要がある。