【社説】韓進海運事態、経済副首相が責任を負って収拾を
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.12 15:53
韓進(ハンジン)海運事態が重大な転換点を迎えた。政府のまずい対処で物流の混乱が発生し、国際問題にまでなっているからだ。現在140億ドル分の韓進海運の貨物が世界の海を移動している。緻密な事後対策なく韓進海運を法定管理にした後、混乱を収拾できない韓国政府の無能さが世界的な恥を招いた。
韓進海運事態が国際イシューになった理由は、韓進海運の貨物の90%が中国・米国をはじめとする外国の物品であるからだ。世界最大消費市場である米国は目の前に迫ったブラックフライデーを控え、韓進海運が運送することにした輸入物量の調達に支障が生じている。米最大流通企業ウォルマート、名品企業マイケルコース、コンピューター製造企業ヒューレットパッカードなどの企業が速やかな事態解決を要求した理由だ。これら企業は韓進海運が正常化しなければ需給に支障が生じ、他社に市場を奪われるかもしれないと不安感を訴えている。