【時視各角】崔ギョン煥経済チームに望む=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.10 15:22
2つ目は補正予算です。崔先輩は「今は考えていないが、現在の経済状況だけを見れば補正予算は避けられないようだ」と話されました。その通りです。多くの経済展望機関は今年の成長予測値を次々と引き下げています。税収も予想以下です。必要なら補正予算、してください。「自分なりに考えている方法もある」と話されたので、与党の院内代表を務められた崔先輩なら、政治的な反対と議論を突破して補正予算を貫くことでしょう。
とはいえ、歳出を増やすのはいけません。私たち第1期チームが官僚チームなら、崔先輩の第2期チームは政治チームです。補正予算を強行すれば、「第2チーム発足=健全財政の放棄」という形で市場が誤解するおそれがあります。補正をしても、歳入を減らす形にしてください。昨年に続いて今年も歳入予算を膨らませて組みました。これを正すことです。さらに税収不足も深刻です。このままいけば、今年は国税だけで10兆ウォン以上不足する見込みです。下手をすれば、下半期には税収が足りず、財政の崖が迫ることも考えられます。税務当局が積極的に努力すればよいと? 昨年、国税庁が得た努力税収は3兆ウォン程度です。それだけでも中小・中堅企業の怨望と嘆きはピークに達しました。前任者の過ちを繰り返さないでください。