「良い職場・大学の保障ない」早期留学8年間で3分の1に激減=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.18 16:32
入試制度の変化も早期留学の選択を敬遠させている要因だ。鐘路学院ハヌル教育のイム・ソンホ代表は「名門大合格の近道とみなされていた外国語高校の入試では一時、英語の問題がトーフル(TOEFL)水準で出てきた。当時は『外国に行ってこなければ合格するのは難しい』という言葉が広がって早期留学をあおった」と伝えた。だが2011年に教育当局が外国語高校の選抜選考を中学校英語の内申、面接などで行う「自己主導の学習選考」中心に変えた。
大学も英語優秀者などを選ぶ特技者選考を減らす傾向だ。西江(ソガン)大学の外国語特技者募集人員は2年前の89人から今年(2016学年度)は57人に減らした。先月、高麗(コリョ)大学は2018学年度の入試で随時の特別選考(国際・科学人材)を定員の10%前後に減らすとも発表した。