スタイル変わる南北会談「以前の記憶は忘れるように」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.06.11 08:59
北朝鮮を手なずけようとする朴槿恵政権の試みが成功を収められるかはまだ断定し難い。北朝鮮は6日に韓国政府の会談提案(4月11日の統一部長官による対北朝鮮声明)を受け入れる意向を明らかにしてから融和的態度を継続している。閣僚級会談への格上げ提案や13年間会談がなかった板門店(パンムンジョム)での実務接触などに応じてきた。高麗(コリョ)大学北朝鮮学科のユ・ホヨル教授は、「核・ミサイル挑発でこじれた対米・対中関係の出口を模索しなければならない金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が会談ドライブを強くかけているため」と分析した。
北朝鮮の異例的な譲歩と速度戦にもかかわらず、南北双方は実務接触で合意文を出すことができなかった。代わりに「発表文」という形式でそれぞれの立場を出した。6項目中第3項と4項は南北がそれぞれ異なる内容で文案を作り発表した。議題と首席代表の格と性格をめぐり溝が埋まらなかったためだ。韓国側は▽開城(ケソン)工業団地正常化▽金剛山(クムガンサン)観光再開▽離散家族再会など人道的問題などを提示し、「当面緊急に解決しなければならない問題」と釘を刺した。