【社説】輸出18.5%急減…体質改善だけが生きる道=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.02 11:12
1月の輸出額が前年同月比18.5%減少した。グローバル金融危機の影響が大きかった2009年8月以来、減少幅が最も大きい。半導体と石油製品・鉄鋼・携帯電話など主力品目の大半が不振を免れなかった。地域別にも欧州連合(EU)を除いた全地域の輸出が減少した。
さらに深刻なのは金額とともに輸出量が減少したという点だ。1月の輸出量は5.3%減少した。昨年10月(-9.4%)以降、徐々に回復し、例年水準に近づいていたが、今回また減少に転じた。輸出減少が原油安による単価下落だけでなく、世界的な需要不振や供給過剰など複合的な原因によるものだという点を見せている。米利上げの可能性によるドル高、中国経済の減速などの変数が変わらなければ、長期的に構造的現象として固着化する見込みだ。今年の輸出は昨年より回復するという政府の予想も外れる可能性が高まった。輸出が支える韓国経済には「パーフェクトストーム」といえる状況だ。